キャボットは、サステナビリティへの取り組みをさらに進めるために、気候変動に関するパリ協定に沿って 2050 年までにネットゼロを達成するという目標を発表し、暫定的な温室効果ガス排出削減目標を設定するためのソリューションを検討しています。
当社は、パートナーとの連携、サステナビリティを先導する取り組みにより、現在そして未来に向けて、変化をもたらすソリューションを提供し続けることができると確信しています。
詳細情報バリューチェーンと連携して高いサステナビリティを達成するために 次のことに重点を置いています。
当社は、車両のグローバル電化と定置型エネルギー貯蔵において重要な役割を担っていることを認識しています。当社の革新的な導電性添加剤により、お客様は、持続可能性の高い将来の電気自動車 (EV) と蓄電池向けに効率が高く長寿命のリチウムイオン電池を製造できるようになります。当社は、最適な性能を実現するために、導電性カーボン、カーボンナノチューブ、カーボンナノ構造体、導電性添加剤ブレンドなどの幅広い電池向け導電性添加剤ポートフォリオへの投資と開発を実施してきました。当社のヒュームドアルミナは、セパレータと正極材料の塗料にも使用されており、エアロゲルは、リチウムイオン電池の断熱層に組み込むことができます。
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サステナビリティ戦略をさらに推進する取り組みの一環として、当社は、ESG 運営委員会の管理による正式なガバナンス体制を確立して、環境、社会、コーポレートガバナンス (ESG) 問題に関するガバナンスプラクティスを強化しました。このガバナンス体制により、サステナビリティへの取り組みにおいて、サステナビリティ戦略を引き続き効果的に実施し、目標設定/報告プロセスを管理して、バリューチェーン全体の主なステークホルダーとの関係を強化できると考えています。
当社の EVOLVE® Sustainable Solutions 技術プラットフォームは、産業規模で信頼性の高い性能を備えた持続可能な材料の製品を提供することを目的としています。この技術プラットフォームは、循環型バリューチェーン、使用済みタイヤから回収された材料、リサイクル材料、再生可能およびバイオベースの材料、温室効果ガスの排出を削減するプロセスなどを活用した画期的な持続可能な製品とプロセス技術の開発に重点を置いています。
もっと詳しく知る私たちは、化学業界における多様性、公平性、包括性 (DE&I) を推進するうえで有意義な変化を起こすことの重要性を認識しています。堅牢で持続可能な人材パイプラインを確保し、新世代の STEM リーダーを育成するために、当社は Future of STEM Scholars Initiative (FOSSI) のスポンサーパートナーとして参加しました。FOSSI は、Historically Black Colleges and Universities (歴史的黒人大学) で優先的な STEM 学位を取得する学生に奨学金と専門能力開発チャンスを提供することで、化学業界において進出度の少ない専門家の人数を増やすことを目的とした米国の国家プログラムです。
キャボットには、業界のリーダーとして、価値観を共有する地域社会の組織 (特に気候の保護と適応に関する教育と研究の推進に取り組んでいる組織) を支援することで、プラスの影響力を拡大する責任があります。キャボットコーポレーション財団は、科学者、学生、地域社会を結び付けて気候変動に対する自然ベースの解決策を探求する米国 Massachusetts 州のユニークな取り組みである Stone Living Lab に 375,000 ドルを寄付しています。この革新的なパートナーシップを通じて、当社は、「キャボット教育/コミュニティエンゲージメントプログラム」を設けて、気候科学の現実世界への応用を実現して、地域社会の回復力を強化しました。